今年に入り新型コロナウイルスワクチンを接種した米国人の間で、驚くべきニュースがまれに聞かれる。新型コロナの陽性反応が出ているのだ。こうした「ブレークスルー感染」が注目を集めている。感染力の強いデルタ株の感染が米国各地で急増する中、米疾病対策センター(CDC)は今週、これまでの方針を変更し、一部地域のワクチン接種者に屋内でのマスク着用を推奨するとした。医療専門家はブレークスルー感染が増加すると予想している。一方で、感染例については、大半を重症化から守るというワクチンの強みを明らかにしていると述べている。ブレークスルー感染者数を把握するのは困難だが、医療専門家によると、高齢者や免疫力の低下している人は最もリスクが高い。
コロナ「ブレークスルー感染」、増加の見込み
ワクチン接種完了後の感染、デルタ株が一因の可能性も
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