米通商代表部(USTR)の中国担当上級顧問、マーク・ウー氏はインタビューで、家庭の事情により辞任したと語った。辞任は今月中旬で、教授として籍を置くハーバード大学法科大学院に来月復帰するという。ウー氏は知的財産権や中国の通商政策を専門にする。ウー氏はUSTRのキャサリン・タイ代表が職務に慣れる手助けをすることを常に考えてきたとした上で、「チームは落ち着き、リズムも確立された」と述べた。家庭の事情も辞任のもう1つの理由として挙げ、USTRが進める中国政策の見直しとは無関係と述べた。政策見直しは今秋完了予定とされるが、詳細がほとんど公になっておらず、中国に多額の投資を行っている企業や輸出業者はいら立ちを強めている。ウー氏は政策策定の取り組みに関するコメントを控えた。