米国のハイテク大手の一部や金融企業は従業員のオフィス復帰へ向け、新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付けている。ワクチン接種が必要と新入社員に伝えている米航空会社も複数ある。一方、大手メーカーは大半が義務付けておらず、コロナワクチンの主要メーカーの1社もそうだ。アルファベット傘下のグーグルや配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなど複数の企業が先週、オフィスの再開計画を延期した。製薬大手イーライリリーや銀行大手シティグループなどオフィスを再開した企業は、ワクチン接種の有無にかかわらず、オフィスの従業員に再びマスク着用を要請すると述べている。アマゾン・ドット・コムは9月に一部社員をオフィスに呼び戻す計画を維持しつつ、従業員にワクチン接種を義務付けることはないとしている。