バイデン米政権の首席医療顧問を務める国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は1日、国内で再びロックダウン(封鎖措置)が実施されるとは考えていないとする一方、感染力が高い変異株によって新型コロナウイルス感染者が急増する中で「事態はさらに悪くなる」との見解を示した。米ABCの「ディス・ウィーク」に出演した同氏は「これに対する解決策はワクチン接種をすることだ」と述べた。疾病対策センター(CDC)の最新の統計によれば、新型コロナ感染者数は7月30日までの週に前週比64.1%増加した。1日当たりの感染者数は平均6万6606人だった。新型コロナ感染による新規入院患者数の7日間平均は6071人で、7月16~22日の週の平均と比べ44%増加した。CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、全米で新型コロナの入院患者の97%以上がワクチン接種を受けていないと明らかにしている。
新型コロナ感染状況、ファウチ氏が「悪化」警告
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