配車サービスの最適な戦略は成長か、それとも利益か。投資家はその両方を取ることはできない。リフトは3日、4-6月期(第2四半期)の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前損益)で黒字を達成したと発表した。その翌日、ウーバーはドライバー確保のための投資が響き、4-6月期(第2四半期)の調整後EBITDAの赤字幅が前四半期から拡大したと明らかにした。リフト株は決算発表翌日に9%以上下げ、ウーバー株は決算発表後の時間外取引で8%下落した。配車サービス会社が市場シェア拡大を目指し、多額の費用を投じて乗客を奪い合っていることに、投資家は心地悪さを感じるようになっていた。そして今、各社はドライバーの奪い合いに多額を投じている。新型コロナウイルス禍で激減した需要が回復し、供給の再構築に取り組んでいるためだ。