イスラム武装組織タリバンがアフガニスタン全土を掌握したことを受け、イスラム過激派はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で祝福のメッセージを交わした。国際テロ組織「アルカイダ」は勢力を弱めているものの、米軍撤収に伴う混乱を受け、アルカイダに加え他のテロ組織も勢いを盛り返しかねないとの懸念が強まっている。米政府関係者は、長年にわたる米国の対テロ作戦で壊滅的な打撃を受けたアルカイダの中核グループをが組織立て直しに要する期間について、予想を見直す可能性が高いと述べている。米政府の現・元当局者によると、米軍の撤退から1年半~2年後というのが情報当局の見解だった。米国は2001年9月11日のアルカイダによる同時多発テロの発生を受け、アフガニスタンに侵攻した。バイデン大統領はそのテロ対策の任務について、かなり以前に完了したとしている。
タリバン復権、勢いづくイスラム過激派組織
イスラム過激派がSNSで祝福のメッセージ
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