アフガニスタンのテレビ番組司会者ミルウェス・ハクダスト氏は、イスラム主義組織タリバンが用意した声明を読み上げた際、7人の武装したタリバン戦闘員に囲まれていたが、落ち着いた様子に見えた。同氏は、2人の戦闘員に凝視された状態で「イスラム帝国のムジャヒディン(イスラム聖戦士)は、アフガンに平和と安定をもたらそうと努めている。彼らの要求は、人々がタリバンを支持し協力することだけであり、何一つ恐れる必要はない」という文章を読み上げた。タリバンはムジャヒディンという呼称を好む。先週、民間放送のアフガニスタン・テレビで放映されたこのシーンは、同国の新たな支配者となったタリバンが語る内容と、次第に明らかになってきた彼らの行動の間に存在する際立った不一致を示している。
タリバンの穏健な発言、現実と大きな食い違い
敵対者の処刑、女性の権利制限などは旧来のタリバンとほぼ同じか
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