――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  人類が月面を歩いてから約50年、民間資本が新たな宇宙開発競争に火を付けている。金持ちの宇宙旅行ばかりが報道されているが、投資家は小型衛星打ち上げという地味なビジネスにもっと注目すべきだ。  特別買収目的会社(SPAC)は依然、新たな宇宙経済に資金を投じている。小型衛星の打ち上げを専門とするヴァージン・オービットは先週、SPACとの合併を通じて株式を公開すると明らかにした。ライバル企業のロケット・ラブも、3月に発表したSPACとの合併を終えて上場した。