菅義偉首相(72)は9月下旬に行われる自民党総裁選挙に立候補しない方針だ。自民党の二階俊博幹事長が明らかにした。事実上、わずか1年での退任となり、米政府の重要な同盟国である日本の政治が再び不安定化する。足元では新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の感染が拡大し、菅政権に取り返しのつかないダメージを与えた。最近の世論調査では同氏の支持率が30%を割り込んでいた。大会運営に大きな問題もなく、日本代表の金メダル獲得数が過去最高を記録した東京五輪を終えた後でさえ、国民の不満は高まった。NHKは、菅氏が9月末に自民党総裁としての任期が満了するのに伴い、首相を退任すると報じた。
菅首相が退任へ、自民総裁選に立候補せず
有料会員限定
あなたにおすすめ