退任を決めた菅義偉首相(72)の後任として、日本の議員は中国に対する強硬姿勢をさらに強めそうな指導者を選ぶ覚悟を固めた。有力候補に名を連ねているのは共に外相経験者である岸田文雄氏(64)と河野太郎氏(58)だ。2人とも、台湾や日本南部の島しょ部周辺への中国による軍艦や軍用機の派遣に対して、日本の防衛力を強化することを支持している。菅氏は3日、与党自民党の総裁選に立候補しないと発表した。首相に就任してからの1年のほとんどを菅氏は新型コロナウイルス対策と東京オリンピック・パラリンピック開催のための努力に費やした。東京五輪・パラは結局、日本が感染爆発に見舞われる中、ほとんど無観客で開催された。