中国当局が国内ビデオゲーム大手のテンセントホールディングスと網易(ネットイース)の関係者を呼び出し、オンラインゲーム業界に対する新たな規制の順守を指示したことを受け、9日の取引で両社の株価は大きく下落した。中国国営メディアの新華社によると、当局は両社を含む業界各社に対し、最近導入した未成年者のゲーム時間制限の順守や、コンテンツ管理と検閲の強化、不公正な競争を行わないことなどを命じた。これを受け、香港上場のテンセントと網易の株価は9日、それぞれ8.5%、11%下落。これが重荷となり、ハンセンテック指数は4.5%下げた。ゲーム関連事業が売上高の多くを占める動画共有サイト運営のビリビリ、動画共有アプリ「快手」を手掛ける快手科技も、それぞれ8.9%、6.9%安と急落した。