電動トラックからロケットに至るまで新興企業にかつてないほど多くの民間資金が流入する中、ほとんど無名のクラウドソフトウエア業者、データブリックス(本社サンフランシスコ)に熱い視線が向けられている。それは、現代のコンピューティングがいかに大きな変化を遂げつつあるかを物語る一例だ。調査会社ピッチブック・データによると、データブリックスは先週、16億ドル(約1800億円)を調達。評価額が380億ドルに達した。評価額は約6カ月で35%押し上げられ、米国のベンチャー企業で第4位の株式非公開企業となった。データブリックスのアリ・ゴドシ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、激しい競争を繰り広げている米国の三大クラウドコンピューティングベンダーであるアマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、グーグル親会社アルファベットがいずれも、同社への投資を拡大したことを明らかにした。
クラウドソフト新興に熱視線、IT大手が出資拡大
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