――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米金融街の対決といったところか――。中国への投資を巡り、著名投資家のジョージ・ソロス氏がブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)と角を突き合わせている。  世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、中国の個人を対象とした投資信託のために約10億ドル(約1100億円)を調達した。同社は中国でのこうした動きを許可された最初で唯一の外資系企業だ。間もなく他の企業も後に続くかもしれない。中国では中産階級が成長し、外資系の投資運用会社にほとんど未開拓の機会をもたらしている。