現代のウェルネスのトレンドはついに、米一般家庭の薬箱にもやってくる可能性がある。この動きは、ウォール街でも要注目だ。いわゆる「クリーン」な成分を求めるトレンドは、昔かたぎの消費者でさえ否定できない。近年、高所得の消費者は、より健康的でナチュラルとされる成分を含む食品などの消費財には、割高な代金もいとわない傾向だ。家庭用洗剤のような製品でさえ、「クリーンな暮らし」をうたうブランドとの競争にさらされている。こうした流れの中で、スウェーデンのオートリ―・グループや米オネスト・カンパニーといった企業が消費者に認知されるブランドとなり、高いバリュエーションで上場した。このようなウェルネス志向は、意外にも思われるが、風邪や胸焼けの市販薬など、米国人がもっとも頻繁に服用する薬にはこれまで反映されていなかった。
ウォール街も要注目、クリーンメディシン投資
俳優のグウィネス・パルトロウやドン・チードルなどの著名人が多数出資
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