米連邦判事は10日、アップルのアプリ配信サービス「アップストア」を巡りエピック・ゲームズが起こした訴訟で、アップルに対しソフトウエア開発者への制限を緩和するよう命じた。一方でアップストアが果たす役割も認識するなど、判決はまちまちの内容となった。カリフォルニア州連邦地裁のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、人気ゲーム「フォートナイト」を手掛けるエピックが主張していた、アップストアの規制に縛られず「iPhone（アイフォーン）」にプログラムをダウンロードすることについて、アップルに許可を強制することはできないとした。エピック側に立った判断も示し、開発者がアップストア外の支払い方法にユーザーを誘導することをアップルは禁止できないとした。