個人データの移管を巡る米国と欧州連合(EU)の交渉は、移管継続の方向で前進しつある。交渉に詳しい関係者が明らかにした。データ移管交渉には、フェイスブックをはじめとする多くの企業の今後がかかっている。交渉はブリュッセルで来週再開される。米国とEUは、EUの厳格なプライバシー法と米国の監視法の間の相容れない部分を解決することで、企業のデータ移管が停止される事態を避けたい考えだ。米国の代表団は国家安全保障会議(NSC)の担当者などで構成。事情に詳しい関係者によると、米国は欧州市民の個人情報に関して、米国内での保管やアクセスを引き続き企業に認める条件で合意に近づくことを目指している。関係者によると、ブリュッセルでの協議後も交渉は続く可能性が高い。
米欧間データ移管、継続の方向で交渉が進展
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