ウズベキスタンに逃れたアフガニスタン空軍のパイロットとその親族らは前週末、米・ウズベキスタン両政府がパイロットらの移送について合意に達したことを受け、米国に向け出発した。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ウズベキスタン政府はアフガニスタンのタリバンからパイロットらを引き渡すよう圧力を受けていた。パイロットらは空軍のヘリや飛行機を自ら操縦し、親族らとウズベキスタンに逃れていた。パイロットらは、タリバン勢力に対する空爆の実行役だったこともあり、アフガニスタン軍の中でもタリバン側から特に憎まれていた。タリバンは政府や軍関係者への恩赦を約束しているが、パイロットらは自身や家族の安全に懸念を示している。