某大手金融機関に勤めていた著者は、40歳で早期リタイアを考え始めた。その10年後、資産1億円を達成。FIRE(経済的自立と早期リタイア)を実現した。著書『【エル式】 米国株投資で1億円』では、FIREの原動力となった米国株投資を全公開。年代別の投資指南や最強の投資先10銘柄に至るまで、“初心者以上マニア未満”の個人投資家に即役立つ投資法を徹底指南する。
初期投資1000万円が可能なら
より短期で“億り人”に!
●初期投資:1000万円
●毎月投資額:3万円、5万円、7万円
●期間と目標金額:20年、25年、30年、40年で1億円
ケース5は、これまでとは多少毛色が変わっています。
目標金額1億円、初期投資1000万円で“億り人”を実現するまで期間別に必要な平均年利回りを求めてみました。
期間が20年だと、いずれの月々入金額でも年平均利回り9~10%台が求められますから、米国株ETFへの投資では厳しいことわかります。
期間が25年に伸びると、毎月5万円の投資で年率7.3%。
ケース2と同じようにVOOとQQQを8~9:1~2で組み合わせる投資が適しています。
毎月7万円を25年または30年投資する、毎月5万円を30年投資する、毎月3万円を30年または40年投資する場合なら、それぞれ平均利回りが年率5~6%台ですから、ケース1のプランA(VOOに100%投資)かプランB(VDC、VHT、QQQに分散投資)でいいでしょう。
期間40年で毎月の投資額が5万円か7万円なら年率3%台ですから、ケース1のプランAかプランBに債券ETF(BNDかAGG)を30~40%入れると十分クリアできるでしょう。