環境への負荷が批判されている暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン」の採掘業者(マイナー)が、余剰電力を持ち、経営難に陥る原子力発電所の運営会社と手を組んでいる。  この組み合わせは、それぞれの業界が直面する重要な問題を解決する可能性を秘めていると経営者やアナリストは指摘する。大量の電力を必要とするビットコインマイナーは、温暖化ガスを排出しない「カーボンフリー」で安定した電力を求めている。一方、安価な電力源との競争にさらされている原子力発電所は、新しい顧客を必要としている。