シリーズ18万部突破のベストセラー『精神科医Tomyが教える 1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』、渾身の感動作で自身初の自己啓発小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(2022年1月11日発売)の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」を音声配信。コロナ禍で不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「ネガティブな気持ちを切り替えるには?」
気持ちを切り替えようとしなくていい
きょうのひとことは、
「ネガティブな気持ちを切り替えるには?」
ネガティブな気持ちというものは、すぐに切り替えようと思っても、なかなかできないものです。
怒りをしずめたい、嫌なことをすぐ忘れたい……。
こんなふうに思っても、気持ちだけを切り替えようとすると、すぐにはできないんです。
どうにもならないことを何とかしようと思っていると、すごくストレスがたまります。
ネガティブな気持ちをすぐポジティブに切り替えたいと思ったら、「気持ち」を切り替えようとするのではなく、「行動」を切り替えることです。
簡単に動かせるものから変えていくのが、いちばんいいと思います。
簡単に動かせるものというのは、自分のカラダです。
つまり、自分のカラダを動かすことによって、気持ちを切り替えることができるのです。
たとえば、「あの人がやったことは許せない!」と、むしゃくしゃして怒りが止まらなくて、そのことが頭から離れないというとき。
こんなときは、怒りの気持ちをなんとかしずめようとするのではなく、まずは散歩に行く。
あるいは、コーヒーを飲む、スイーツを食べる。
なんでもいいので、「気持ちを切り替えるために行動する」といいんです。
行動を切り替えると、その行動に従った気持ちに切り替わるわけです。
怒っていても、コーヒーを飲んだら「いい香りだな」なんてことを思います。
スイーツを食べたら「おいしいな」と思います。
外を散歩する「きょうは風が気持ちいいな」「太陽があたたかいな」と思ったりします。
そういうふうにすぐに行動できること、自分が簡単にコントロールできることに、ネガティブな気持ちを置き換えていくんですね。
そして、簡単にコントロールできることを次々とやっていれば、どうにもならないことは自然と忘れてしまいます。
そうすると結果的に気持ちが切り替わるというわけなんです。
きょうのひとことは、
「ネガティブな気持ちを切り替えるには?」
でした。
参考になったかしら?