英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルがチャーターしたタンカー「Myrina」は先月、液化天然ガス(LNG)を積んでフランス西岸の港を出航し、アジアに向かった。ジブラルタル海峡に差しかかろうとした時、船長に連絡が入ったと、事情に詳しい複数の関係者は明かす。  関係者の一人によると、船長はロンドンの上司から「ロッテルダムに行ってくれ」と告げられたという。船はUターンし、スペイン沿岸からフランス沿岸へと逆戻りした。積載したLNGの一部をオランダのロッテルダム港で下ろし、その後スペインのビルバオ港に到着し、残りの積み荷を下ろした。