【ワシントン】米海軍の技術者とその妻が、原子力潜水艦に関する機密情報を他国と共有しようとしたとして訴追された。10日に公表された裁判関連の文書で明らかになった。  訴追されたのはジョナサン・トーブと妻のダイアナ両被告。10年近くにわたって政府機関に雇用されているトーブ被告は、国防総省(ペンタゴン)から極秘情報の取り扱い許可を取得している。  米連邦捜査局(FBI)は、トーブ被告が他国に郵便物を送付しようとした2020年4月から捜査に着手。同被告がどの国へ郵便物を送ろうとしていたかは文書に記されておらず、友好国・敵対国なのかも不明。