米主要企業の7-9月期(第3四半期)決算発表シーズンが幕を開ける。投資家はコスト上昇が今四半期以降の利益圧迫要因になるかどうかを見極めようとしている。
S&P500種指数は前週末、9月に記録した過去最高値を3.2%下回って引けた。サプライチェーン(供給網)の混乱や人手不足、新型コロナウイルス感染動向などの影響について、企業がどのような見解を示すかが株価動向を左右しそうだ。一部の大企業は既に、異例の状況下で交錯する潮流への対応に苦しんでいることを明らかにした。こうした企業の株価は下落し、さらなるサプライズが待ち受けているとの懸念も高まっている。