在コロンビアの米大使館は、アントニー・ブリンケン国務長官の訪問を来週に控え、「ハバナ症候群」と呼ばれる原因不明の健康被害を調査している。米当局者が明らかにした。フィリップ・ゴールドバーグ大使などが職員に送付した電子メールによると、国務省は同症候群にり患した人の特定に努めつつ、この問題に真剣に対処する方針だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこのメールを確認した。大使館職員はまず9月半ばにメールを通じて原因不明の健康被害について注意を喚起された。続いて10月1日付のメールでは「異例の健康インシデント」、つまり疾患を地域の安保当局が調査していると通知された。ある米当局者によると、判明しているだけで少なくとも米国人2人の症例があり、さらに数人がり患したとみられる。また、少なくとも1家族が治療のためコロンビアを出国しており、ここ数日で懸念が強まっている。
ハバナ症候群、南米コロンビアでも 米大使館員に被害
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