2022年に米国の高齢者や障害者が受け取る社会保障(SS)給付は、新型コロナウイルス禍を背景にした物価の急上昇を受けて、40年ぶりの大幅増になる見通しだ。  労働省が13日発表した統計によると、来年は給付額に5.9%の生活費用調整(COLA)が適用される可能性が高い。社会保障局は間もなく正式な数字を公表する見込みだ。  足元の平均給付月額である1543ドル(約17万5000円)に基づくと、この費用調整率は91ドルの上乗せに相当する。  社会保障局のデータによれば、6%近い費用調整は1982年以来の高水準。