エネルギー投資家は極めて望ましい時期を迎えているはずだ。ただ、これを享受できる投資家はそう多くは残っていない。  長年にわたるリターン低迷と石油・ガス事業からの撤退を求める顧客の圧力を背景に、足元の価格高騰に便乗して生産を拡大できるのは、規模が小さい企業であり、数も減っている。また銀行がエネルギー関連融資に後ろ向きなことも供給拡大の足かせとなっている。  残っている企業は増産に乗り出しているが、規模が比較的小さいため、生産量を著しく押し上げることはできない。投資家は化石燃料から資金を引き揚げ、ESG(環境・社会・企業統治)評価の高い企業へと振り向けている。