――筆者のロバート・H・ボーク・ジュニア氏は非営利団体「反トラスト教育プロジェクト(Antitrust Education Project)」の代表 ***  中国は、1兆4000億ドル(約160兆円)を投じて2025年までに欧米の基幹技術を追い抜こうとしている。5G通信や人工知能(AI)、量子計算、ブロックチェーンで頂点に立つことを目指している。「モノのインターネット(IoT)」でデジタルサービスと機器を連携させる上で、これらは欠かせない技術だ。  習近平国家主席率いる中国はこうした技術を支配したい考えだ。世界を監視し、支配するためだ。