米食品医薬品局(FDA)は、米バイオ医薬品会社モデルナの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンについて、まれな炎症性心疾患のリスクを高める可能性を評価するために若年層での承認判断を先送りしている。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、北欧の4カ国が先週、モデルナ製ワクチンの若年層での接種に反対姿勢を強めたことを踏まえて、FDAは特にファイザー・ビオンテック製ワクチンとの比較で、モデルナ製ワクチンを接種した若い男性が心筋炎を患うリスクを改めて調べているという。関係者の話では、これまでのところ、規制当局はリスクが高まるのかどうかの判断を下していないという。関係者の1人は、数週間先送りされる可能性があるものの、どのくらいの時間になるのかは不明だと述べた。