【ワシントン】黒人として初めて米国務長官を務めたコリン・パウエル氏が死去した。84歳だった。  家族がフェイスブックに投稿した声明によると、新型コロナウイルスの合併症のため18日に死去した。コロナワクチンの接種は完了していたという。  パウエル氏は共和党のジョージ・W・ブッシュ(子)政権で2001年から05年まで国務長官を務めた。  軍事的紛争に対するパウエル氏の見解は、性急な戦争を回避する国家安全保障の考え方を形成し、「パウエル・ドクトリン」として知られるようになった。