世界銀行の労働に関する裁定機関は、同行が元幹部で現在コスタリカの大統領候補となっているロドリゴ・チャベス氏に対するセクシュアルハラスメントの申し立てをした若手行員2名を守ることができなかったと結論付けた。  世銀内の裁定機関は、デービッド・マルパス総裁および前任者2人の下での幹部陣が、チャベス氏を適切に処分していなかったとの判断を下した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が入手した書類によると、チャベス氏が少なくとも4年間にわたり6人の女性に対してハラスメントを行った記録が残されているにもかかわらず、同氏の処分は降格にとどまり解雇はされなかった。