定年まで働くなんて無理……ならば、生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資をスタートした『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 現在も資産を増やしている。忙しいサラリーマンでも真似できる「100の実践ノウハウ」を徹底伝授する。

【弐億貯男の株式投資】<br />お小遣い制のままでは<br />余裕資金は貯まりにくいPhoto: Adobe Stock

投資資金については夫婦で話し合っておきましょう

既婚のサラリーマンには、奥さんが家計を管理して、奥さんから月々のお小遣いをもらっている人が少なくないでしょう。

2020年に新生銀行が20~50代のサラリーマンのお小遣いを調査したところ、月額平均約4万円だったそうです。

そこからランチ代や飲み代を出したりしていたら、余裕資金はいつまで経っても貯まりません。

仮にボーナスの使い道まで決められていたら、株式投資の道は事実上閉ざされてしまうでしょう。

私の転勤をきっかけに、妻は仕事を辞めて共働きではなくなりましたが、結婚当初からわが家はお小遣い制ではありませんでした。

私は結婚前に株式投資の面白さを知ってしまったので、結婚後も株式投資を続けたいと思って妻と話し合い、私が給与から定額を生活費用の口座に毎月振り込み、残りの余裕資金は自由に使えるようにしたのです。

お小遣い制の人は、ぜひ家族会議を開いて、株式投資に自由に使える余裕資金を確保する方法を考えてみましょう。

「老後に備えるには資産形成が不可欠だけど、預貯金だけでは足りない。だから、いまからでも資産運用を始めたい」と正直に話したら、「そんなことは考えなくていいから、お小遣い制で頑張りなさいよ」と拒絶されることはないように思います。

内緒で株式投資すると、のちのち家族間のトラブルに発展する恐れもありますから、事前にきちんと話し合いましょう。