PLC理論の理論的理由付け、イノベーション普及理論

「なぜこんなことが起こるのか」を説明することに成功したのが、エベレット・ロジャーズ(Everett Rogers、1931~2004年)でした。彼の『イノベーションの普及』(Diffusion of Innovation,1962)は、画期的な商品が普及していくプロセスを、ユーザー視点から説明し切りました。

 彼はユーザーを、イノベーションに対する態度別に「イノベーター(全体の2.5%)」「アーリーアダプター(13.5%)」「アーリーマジョリティ(34%)」「レイトマジョリティ(34%)」「ラガード(16%)」の5タイプに分けて、各々の特徴を明らかにしました。 

 
 画期的新商品をまず採用するのはイノベーターです。だからPLCの黎明期のお客さんはこの人たちです。新しもの好きだから価格が高くてもいいけれど、2.5%しかいないから黎明期の市場は極小にとどまります。

 成長期にはアーリーアダプターやアーリーマジョリティが顧客となってきます。同じく新しもの好きですが、オタクではないので価格は安めじゃないと買ってもらえません。でも数が多いので市場は急激に成長します。