アメリカへ行くYouTuberは多い!
予約なし、パスポート一つでワクチン接種

 今回の企画を考えたのは、アメリカに行けば国籍にかかわらずワクチンを接種できることがわかったためだという。30代のおのださんにとって、当時の日本で接種できるのはずいぶん先。しかし、アメリカでは基本的に予約なしで外国人も受けられる状況だった。

 海外の旅行系YouTuberを見ても、この制度を活用してアメリカでワクチンを打ち、そのまま旅行しているケースが多かったという。

「動画にも上げていますが、僕はロスの空港でジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種。予約がいらず、パスポートだけ持参すればその場で接種できました。日本とはまったく違うシステムで衝撃的でした」

 こうしてスタートした世界一周旅行。今回訪れた国は計10カ国あり、それらは入国後の隔離期間がない国から選んでいったという。

「隔離なしの国がこれだけあることにも驚きました。もちろん、ワクチン接種済みかつPCR検査で陰性を証明するなどの条件が付きますが。日本ではまだ入国後の隔離措置があるので、これもひとつの驚きでしたね」

 各国の隔離措置については、国それぞれの考えや事情もあるだろう。ドバイのあるUAEやエジプトなど、観光業が盛んな国が隔離措置を設けないのは「少しでも外国人を呼び込みたい面もあるのだと思います」という。

 今回の旅行では、最初からルートやスケジュールを細かく固めず、臨機応変に決めていった。というのも、コロナの感染状況は刻々と変わっており、旅行中に各国の対応も変化する。出発時は隔離が必要だった国も途中から解除されるケースがあるので、柔軟に動けるようにしたという。実際、グアムは旅行期間中に隔離なしとなったので「急きょ訪れました」と振り返る。