
面接は自分をアピールする大切な場。しかし、多くの人が善かれと思って伝えていることの中には、意味がなかったり、かえって逆効果になってしまったりすることがあります。面接で避けたいNGワードとは?ビズリーチが主催する「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2025」で会員満足度部門のMVPに輝いたヘッドハンター、長谷川翔さんが解説します。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)
「経験を生かして」アピールが
人事に刺さらないワケ
書類選考を通過すると、次は面接です。今回は、面接で気をつけたいポイントや、要注意フレーズについてお伝えしたいと思います。
(1)「経験を生かして」に注意
転職となるとこれまでの経験がある分、「その経験を生かしていきたい」とアピールする人が多くいます。もちろんそれも重要な判断材料になるのですが、大前提として、その人の経験が生かせるかどうかを判断するのは企業であると理解しておくことが大切です。
特に、若手でこれまでと異なる職種や業界で転職を希望する場合には、「これまでの経験を生かせる」と主張しすぎないように注意した方がいいでしょう。
例えば、「なぜ弊社を志望されているんですか」とか「なぜこの業界なんですか」と聞かれたときに、皆さん“自らの経験が生かせる”ということを伝えようとするのですが、私は、このフレーズは伝え方に“要注意”だと考えています。
面接では、現職での業務内容やこれまでの経験についても聞かれているはず。その答えを聞いていく中で、「経験が生かせそうかどうか」は企業側が判断してくれます。
加えて若手の場合、「経験が生かせる」ことよりも、伝えたほうがよいポイントがあります。