――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)はこのところ、成長重視のテクノロジー企業として自らを売り込んでいる。だが、それには代償を伴うことが明白になった。  GMが27日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、調整後EBIT(利払い・税引き前利益)が前年同期比45%減少した。売上高は、新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の影響を受けた昨年4-6月期を除き、過去10年余りで最低に落ち込んだ。半導体不足がついにGMの業績に響き始めた。  だが、業績不振はさほど意外ではない。