日本では賃金が低く、増えもしない。
一方でアメリカは、高度サービス産業の賃金が著しく高く、伸び率も高い。そして、労働力がこの部門に移動している。
日本の現状を打破するには、アメリカに学んで新産業を創出し労働力の移動を促進する必要がある。
アベノミクス中の賃金上昇率が、
日本で1.3%、アメリカでは26.1%
日本の賃金が上昇せず、国際的に見てかなりの下位であることが、最近さまざまなところで問題とされている。
日本の実質賃金が20年以上の期間にわたってほとんど上昇しない。そして、さまざまな国に追い抜かされてOECD諸国の中でも下位グループに落ち込んでいる。
これは由々しき問題だ。何とかしてこの状態から脱却しなければならない。
では、どうすれば現在の状態から脱却できるか?
その1つの手掛かりは、賃金が顕著に伸びているアメリカの状況を調べることだ。そして、なぜ日本との間で差があるのかを分析する必要がある。