「マウスを使わずにパソコンの操作をする」。最近、この「脱マウス」への関心が高まっている。『脱マウス最速仕事術』を執筆した森新氏は、その背景には、マウスとキーボードの間を手が幾度となく行き来する「時間のムダ」と「作業ストレス」の改善へのニーズがあると言う。森氏は独自に研究を重ね「脱マウス」のメソッドを開発し、年間88万回ものクリック数を削減、「年間120時間のムダ」を解消した。セミナーの参加者からは、「誰でもマスターできる!」と大好評だ。本記事では、動画を使って森氏に解説していただく。

 今回は、1回設定するだけで永遠に時短できる超便利ワザ[Windows]+[R]について解説します。これは、実は私が一番よく使っているワザでもあります。

 この[Windows]+[R]を使うことで、開きたいウェブページやフォルダに一瞬で飛べるようになったり、PCを起動させると同時に毎日使うアプリを自動で立ち上げさせたりすることができるようになります。

 使い方は次のとおりです。

 初回
 1.頻繁にアクセスするフォルダーの保存場所やウェブページのアドレスをコピーする。

 2.[Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」画面を表示し、「名前」欄をクリックして貼り付けを実行する。

 3.[Enter]を押すとフォルダーやページに移動する。

 2回目以降
 1.[Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」画面を表示する。

 2.「名前」欄が選択されているので、[Alt]+[↓]を押して、移動先の履歴を表示する。

 3.矢印キーで移動先を選択して[Enter]を2回押す。

 動画では、その中でも便利な[shell:Downloads][shell:Recent][shell:startup]の3つを解説しました。これを使うことでそれぞれダウンロードフォルダ、履歴フォルダ、自動立ち上げフォルダに一瞬で飛ぶことができます。

 また、自分が良く使うフォルダやURLを設定することで、トータルで大きな時間を削減することができます。

 ぜひ、このワザを皆さんの業務の中に取り込んでみてください。