米連邦公開市場委員会(FOMC)が3日発表した政策判断に関する声明は次の通り。米連邦準備制度理事会(FRB)は、この厳しい時期にあらゆる手段を活用して米国経済を支援し、雇用の最大化と物価安定という目標の促進に尽力する。ワクチン接種の進展や強力な政策支援を背景に、経済活動と雇用に関する指標は引き続き力強さを増している。パンデミック(世界的大流行)に最も大きな打撃を受けたセクターは、ここ数カ月で改善したが、夏季の新型コロナウイルス感染者数の増加で回復ペースは鈍化した。インフレ率は主に一時的とみられる要因を反映し、高水準にある。パンデミックに関連した需給の不均衡や経済活動の再開が、一部セクターにおける大幅な物価上昇をもたらしている。経済および米国の家計・企業への信用の流れを支援する政策措置などを反映し、全体的な金融情勢は依然として緩和的だ。
【FOMC政策声明】資産購入額を縮小へ
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