ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが22日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、売上高の伸びが鈍化した。新型コロナウイルス流行が収束しつつある中、リモートワークの必要性も弱まり、同社のビデオ会議アプリケーションへの追加需要は後退した。  売上高は前年同期比35%増の10億5000万ドルと、前四半期の54%増から伸びが鈍化した。前年同期には360%超の増収を記録していた。  純利益は前年同期比70%余り増加し、3億4000万ドルに達した。市場では売上高が10億2000万ドル、純利益が3億3700万ドルと予想されていた。