ジョー・バイデン米大統領はジェローム・パウエル氏を連邦準備制度理事会(FRB)の議長に再任し、ラエル・ブレイナード理事を副議長に昇格させることを決めた。これは金融政策の継続性を示唆しているが、金融機関に対する規制の方向性を巡る疑問は残ったままだ。トランプ前大統領が任命した当局者の下、規制緩和が進んできた。FRBが今後数年かけて規制政策をどこまで引き締めるかは、バイデン氏が最終的に、ランダル・クオールズ副議長の後任に誰を選ぶかにかかっている。クオールズ氏は先月まで金融規制を担当していたが、退任が決まっている。パウエル氏は、FRBの規制方針を決定する上で、誰であれその担当者を尊重すると述べている。バイデン氏は22日、新たな監督責任者を間もなく指名すると述べた。
FRB銀行規制の行方、議長再指名でも残る疑問
パウエル氏、大統領が指名する金融監督担当者を尊重へ
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