ズームの新常態はまだ訪れていないが、接近しつつある。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが22日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、好悪材料が入り交じった結果となった。売上高は10億5000万ドルとアナリスト予想を約3%上回り、同社が示したほぼ同額の11-1月期(第4四半期)売上高見通しも、やはりアナリスト予想を約3%上回った。しかし、それは同社にとって、その短い歴史上初めて前四半期比の成長が途絶えることを意味しており、コロナ特需がおおむね減退していることを改めて思い知らされる結果となった。
米ズーム、コロナ後の生活まだなじめず
小口顧客離れを食い止められるか
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