全米各地の大型小売店やショッピングモールの従業員は、客に分かってほしいことがある。価格や人員、世界的な供給網は自分たちにはコントロールできないことだ。ニューヨーク州オールバニのショッピングモールに入る家庭用品小売り大手ウィリアムズ・ソノマの店舗でマネジャーを務めるジェシカ・リベンバーグさんは言う。「朝から怒ったお客様が多数やってこられます」。リベンバーグさんによると、近くの百貨店も、人手不足により開店時間を遅くしたため客の怒りを買っている。リベンバーグさんの店では、入荷待ち(バックオーダー)の商品に関するやりとりが大きな精神的負担になっているという。客の大半は感じが良く、在庫水準はこの数カ月に改善しているとリベンバーグさんは話す。店は季節従業員を十分雇えなかったものの、現行スタッフは頼もしい人材ぞろいなので、「何とかやっていけるだけの従業員は確保した」と語った。
「品不足を責めないで」年末商戦で嘆く米店員
「ブラックフライデー」で最前線に立つ小売り従業員たちは戦々恐々
有料会員限定
あなたにおすすめ