【シンガポール】中国の一部国有企業はテンセントホールディングスのチャットアプリ「微信(Weixin)」について、セキュリティー面で懸念があるとして、従業員による使用を制限している。関係者が明らかにした。  微信は海外向けのアプリ「ウィーチャット」の国内版で、中国で圧倒的人気を誇る。複数の関係者によると、少なくとも国有9社の社内で、業務用に立ち上げた微信のチャットグループには機密情報が含まれる可能性があり、使用を中止して削除すべきとの通達があった。