一晩で一本空くこともある高級酒を販売する会社が、家宝のように受け継がれるハンドバッグのメーカーと同じように高く評価されるべきか。フランスの酒類大手レミーコアントローの好調な半期利益は、同社の「そうすべきだ」というアピールを裏付けるものとなっている。コニャック「レミーマルタン」やジン「ザ・ボタニスト」などの有名アルコールブランドを持つレミーコアントローは25日、上半期(4-9月)の売上高が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の2019年同時期と比べて27%増加し、営業利益は59%増加したことを明らかにした。利益率はアナリスト予想をはるかに上回り、欧州午前の取引で株価は11%高となった。
高級酒レミーコアントロー、エルメスに迫る
高級酒の販売会社が、エルメスのような高級ファッションブランドと同じように高く評価されるべきか。直近の半期利益はそうすべきだということを示唆している
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