世界保健機関(WHO)は、アフリカ南部で初めて確認された新たな新型コロナウイルス変異株について、「懸念される変異株(VOC)」に指定し、再感染リスクが高いことが初期データによって示されたと明らかにした。WHOは、当初「B.1.1.529」と呼ばれていたこのウイルスについて、ギリシャ語のアルファベットに基づき「オミクロン」と名付けた。南アフリカで感染が急拡大しており、他の変異株よりも感染力が強い可能性があるとの見方を示している。これまで感染者数が減っていた南アでは、ここ2週間に感染が急増している。ボツワナでも確認されており、香港では隔離措置を受けている2人からオミクロン株が検出された。このうち1人は南アから到着したばかりだった。アフリカ南部からの渡航を制限しているイスラエルは26日、マラウイからの渡航者1人からこの変異株が検出されたと明らかにした。
南アで確認のコロナ変異株、WHOが「懸念される変異株」に指定
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