新型コロナウイルス流行は消費者の習慣を変えただけでなく、小売業者も感謝祭翌日ブラックフライデーへの対応を見直すきっかけとなっている。多くの小売店は今年、パンデミック以前には恒例だった木曜日夜からの営業を見送った。また金曜朝に多くの客が来店するきっかけとなっていた「ドアバスター」(大幅に割引した商品を時限的に販売すること)も行わなかった一方で、オンラインおよび店舗で今月初めからブラックフライデーのセールを実施している。米百貨店コールズのグレッグ・レベル最高マーケティング責任者(CMO)は、「今年は消費者がいつもとは違うショッピングをしている」とし、「ブラックフライデーの戦略も変える必要があった」とした。