アクティビスト(物言う株主)のアンコラ・ホールディングスは米パッケージメーカーのベリー・グローバル・グループに身売りを検討するよう求めている。ベリーの時価総額は約90億ドル。アンコラがベリーの取締役会に28日送付し、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した書簡の写しによると、ベリーの株式およそ1%を保有するアンコラは同社に身売りなどの戦略的代替策を模索するよう要請している。1967年創業のベリーはファストフードの容器やボトル、おむつなどの消費者製品に使われる材料を製造している。アンコラは書簡の中で、ベリーは1株100ドルで身売りできると指摘。自社株買いの10億ドルへの拡大など他の措置を検討することも要請した。アンコラは、必要なら取締役交代を諮るために臨時会合を招集する用意があると述べた。