新型コロナウイルスのワクチンを製造する各社が新たな変異株「オミクロン株」の危険性や影響について、今後数週間をかけて分析を進める。米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン開発にも関わったベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンター(ボストン)の免疫学者、ダン・バロウチ氏は、対応にすでに取り掛かっていると発言。現在のワクチンがもたらす抗体やT細胞がオミクロン株にも有効なのか、あるいは別のワクチンが必要となるかを判断する作業に着手しているという。世界保健機関(WHO)は26日に専門家会合を開き、オミクロン株を「懸念される変異株」に指定。だがその時点でワクチンメーカーは同株へも対応できるよう作業を始め、ウイルスに対処する複数の方法を見極めていた。
オミクロン株、製薬会社が対応着手 12月半ばにデータそろう見込み
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