「この株は売り? それとも買い?」「儲かる株はどっち?」まるで投資シミュレーションのようにクイズを解きながら「株で勝つ技術」を身につける画期的な1冊『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』が発売された。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの楽天証券・窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
トレンド相場で稼ぐか? ボックス相場で稼ぐか?
相場には、大きく分けて2種類あります。
・ボックス相場:一定範囲で上がったり下がったりを繰り返す
皆さんは、トレンド相場とボックス相場、どちらが好きですか? あるいは、得意ですか?
トレーディングで稼ぎやすいのはトレンド相場
「買い」ポジションを持って上昇トレンドが続く限り持ち続ければ、大きく利益が膨らみます。1日中株価を見ることができる人ならば、上昇トレンドで「買い→売り」を何回も繰り返して稼ぐ方法もあります。
ただし、大損することがあるのもトレンド相場です。下降トレンドに入っている銘柄を損切りしないで持ち続けると、大きく損失が膨らみます。下げトレンドに入ったら、問答無用に「売り」です。トレンドに素直についていくことがトレーディングで稼ぐ鉄則です。
景気敏感株とは? ディフェンシブ株とは?
「景気敏感株」とは、景気変動が企業業績に与える影響が大きい業種に属する企業の株です。
電機、機械、自動車、鉄鋼、非鉄、石油、化学、海運、総合商社などが含まれます。
「ディフェンシブ株」は、景気が企業業績に与える影響が相対的に小さい業種に属する企業の株です。景気中立株と言われることもあります。
食品、医薬品、情報通信、日用品小売業(食品スーパー、100円ショップ、コンビニ、ドラッグストア、カジュアル衣料品など)、化粧品、トイレタリー製品、電力、ガスなどが含まれます。
コロナ禍で大きなダメージを受けたので、ディフェンシブのイメージが低下したものの、電鉄、日常食の外食(ファミレス、回転寿司、牛丼、天丼、餃子、うどん、ハンバーガーチェーンなど)も本来はディフェンシブ株です。
トレンドが出やすいのはどっちの株?
株価にトレンドが出やすいのは、どっち? それぞれ1つずつ選んでください。
(1)「小型成長株」それとも「高配当利回り株(大型割安株)」?
(2)「景気敏感株」それとも「ディフェンシブ株」?
(3)「東証マザーズ上場株」それとも「東証一部上場株」?