株取引アプリを手掛ける米ロビンフッド・マーケッツはここ数週間、非常に厳しい状況に見舞われている。足元で株価が急落しており、6日には取引時間中の最安値を更新した。ロビンフッド株価は4週間余り、新規株式公開(IPO)価格の38ドルを割り込んでいる。9日は7.6%安の21.91ドルで終了。公開価格を42%、今年つけたザラ場の最高値(85ドル)を74%それぞれ下回っている。今年はIPOが活況で、ロビンフッドによる7月のナスダック上場は中でも注目案件の1つだった。ロビンフッドの株取引アプリは、ここ2年にわたる個人投資家の株ブームで重要な役割を果たしており、直近データによると、入金のある証券口座数は2200万件超に上る。